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医療現場の負担を大幅減!
クラウド解禁の節目に注目したいクラウド電子カルテとは?

2021.07.29

2010年に医療業界でクラウドが解禁され、10年が経過しました。さまざまなクラウドサービスが展開される中、医療で特に注目したいのが「クラウド電子カルテ」です。今回はクラウド電子カルテの基礎やメリット・デメリットについてご紹介します。



クラウド電子カルテとは?


クラウド電子カルテとは、院内のサーバーではなく、クラウド上に作成されたカルテです。
これまで主流だった電子カルテは「オンプレミス型」と言い、院内にサーバーを作る必要がありました。そのため、導入時にはそれなりのコストがかかります。
一方、クラウド電子カルテは、クラウド上に電子カルテを作成するため、院内にサーバーを置く必要がありません。メンテナンスなどの運用の手間もなく、医療業界で注目されています。特に、外部からアクセスする必要があり、スピーディな事務作業を求められない在宅医療では普及が進んでいるようです。



クラウド電子カルテのメリット


クラウド電子カルテには「低コスト」「どこからでもアクセスできる」「バージョンアップが自動」という3つのメリットがあります。


【メリット1】低コスト

1つ目のメリットは「低コストである」ということです。
従来のオンプレミス型は院内にサーバーを設置するため、サーバーを導入する費用、運用やメンテナンスのための手間や人材などが必要でした。
一方、クラウド電子カルテはサーバーが外部にあり、どんなデバイスからでもアクセスできます。そのため、専用のパソコンやサーバーなどは必要ありません。設置に必要なコストが低い上に、管理も必要ないため運用に必要なコストも削減できます。
また、オンプレミス型はサーバーや専用パソコンを置くための場所が必要ですが、クラウド電子カルテではそうした場所も不要。省スペース化も実現できます。


【メリット2】どこからでもアクセスできる

2つ目のメリットは「どこからでもアクセスできること」です。
オンプレミス型は院内のサーバーのため、基本的に院内でなければアクセスできません。そのため、在宅医療などの院外診療の場合には、医院に戻らなければカルテの閲覧や記入ができませんでした。
一方、クラウド電子カルテは、スマホやタブレットがあればどこからでもアクセスできるため、緊急時であってもすぐに確認が可能です。特に、在宅医療や看護、介護など、院外での診療を行う場合には重宝するでしょう。


【メリット3】バージョンアップが自動
3つ目のメリットは「バージョンアップが自動である」という点です。
オンプレミス型の場合、バージョンアップを行うにはシステム会社からバージョンアップ用のCDを受け取って、デバイスにデータを入れなければなりません。しかし、クラウド電子カルテなら自動でバージョンアップを行ってくれるため、こうした手間が不要です。



クラウド電子カルテのデメリット


クラウド電子カルテのデメリットは「インターネット環境がないと利用できない」「月額利用料がかかる」の2点です。


【デメリット1】インターネット環境がないと利用できない
1つ目のデメリットは「インターネット環境がないと利用できない」点です。
クラウド電子カルテはインターネットに接続して使用するため、インターネット環境が整っていないと利用できません。そのため、環境の整っていない場所では繋がりにくくなったり、動きが鈍くなったりする可能性があります。
また、通信障害が起きるとアクセスができなくなったり、タイムラグが発生したりすることも考えられます。こうしたことを事前に考慮し、障害に強く、バックアップが取れる製品を選んでおくと安心です。


【デメリット2】月額利用料がかかる
2つ目のデメリットは「月額利用料がかかること」です。
先述したように、クラウド電子カルテはオンプレミス型に比べて、導入コストが低いことが特徴です。ただし、利用するためには毎月利用料がかかります。
利用料は製品の性能によって異なりますが、性能やセキュリティ対策がしっかりしているものは比較的高額です。自院に必要な機能などを見極め、性能と利用料のバランスを考えましょう。



クラウド電子カルテ「blanc」


亀田医療情報が提供するクラウド電子カルテ「blanc」は、使いやすさと強さを兼ね備えた製品です。全国190以上の施設で使用した実績から、医療の最先端で使えるような製品になっています。

提供はサブスク型で、従来のオンプレミス型と比較してコストを大幅に削減。シンプルで使いやすいインターフェースで、スタッフの誰でも迷いなく使えるようになっています。紹介状や診断書の自動作成など、利用者の負担を減らす機能も盛り込まれており、これまで書類の作成にかかっていた時間を大幅に減らすことが可能です。
加えて、クラウド型サーバーには「Azure」を採用。高度なセキュリティや障害へのリスクの軽減、不正使用によるアクセスも防止します。データ保管は東日本、西日本それぞれで行っているため、万一災害が起こっても安心です。



まとめ


不要な事務作業を大幅に削減できるクラウド電子カルテは、人の命を救うための一助となるツールです。効果的に利用すれば、より多くの患者さまを救えるだけでなく、スタッフの負担も減らせます。この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。






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