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JBCCの推進する電子カルテを安診ネットに連携
芙蓉開発(株)が医療法人芙蓉会 筑紫南ヶ丘病院に試験導入

2020.02.26

芙蓉開発株式会社(本社:福岡県福岡市、代表:野中 美和、以下芙蓉開発)と、JBCCホールディングス株式会社(本社:東京都大田区、社長:東上 征司)の事業会社でJBグループ(*1)の中核であるJBCC株式会社(本社:東京都大田区、社長:東上 征司、以下JBCC)は芙蓉開発の「安診ネット」のバイタルスコアリング技術をWeb電子カルテ「Ecru」に連携させ、医療法人芙蓉会 筑紫南ヶ丘病院(福岡県大野城市)に導入したことをご報告いたします。


高齢入院患者は持病が多く、同じ疾患に罹患しても症状が典型的ではなく、さらに、深刻な看護師不足も背景に、医師、看護師が一定の基準で患者個人ごとの健康を管理することは難しくなっています。

芙蓉開発が提供する「安診ネット」は、個人ごとに算出されたバイタルの基準域をもとに異常値を検知し、それを「バイタルスコア」として表示するもので、その機能は厚生労働省科学研究所等で状態悪化の早期発見において多くの実績が報告されています。


この度、「安診ネット」でバイタル算出した「バイタルスコア」を、JBCCの電子カルテ「Ecru」に連携表示させ、より総合的な判断、診断を可能としました。

「安診ネット」と電子カルテ「Ecru」連携版は、筑紫南ヶ丘病院でのモニター運用後、個人の特徴を踏まえた医療や病院経営にとって有用なシステムとして、2020年末には全国で提供する予定です。


1.png【連携強化のポイント】

・算出されたバイタルスコアを電子カルテ側で受け取り、体温表、患者一覧(入院)、病床マップ上に表示

・バイタルスコアをこれらの画面に表示することで、より総合的な判断が可能

・トリアージを付けた患者観察や直近3日間の変化を参考にできる



■医療法人芙蓉会 筑紫南ヶ丘病院 伊達理事長 コメント

バイタルスコアを中心とした病院の医療管理を実現することは、私たちにとって大きな一歩だと思っています。

個人ごとのバイタル基準域を出し、それを病態の判定に使い健康状態が傾いた時のリスク指標の参考となると思われます。さらに、このスコアリングを使用し看護巡視において巡視トリアージの指標になり得ると考えております。それを実現してくれるのが安診ネットのバイタルスコアリング機能だと期待しています。今回、当病院の電子カルテとの密な連携が実現されたことで、より一層、患者様に対して医療的なケアの充実と最適な治療をご提供できると確信しています。


■芙蓉開発株式会社 開発責任者 前田 俊輔 コメント

2008年より開発を続けてきたシステムですが、導入した施設では、警告スコアの対象者87件に医師が診断した結果、9割近くの高齢者に対し入院や服薬指示が必要だったとの実績が出ており、既に現場ではスコア中心に健康管理が行なわれています。私たちの病院でも、経験豊富なスキルフルな看護師を集めるのが困難であり、バイタルスコアリングは、人に依らない健康管理レベルの向上と労務効率化に効果を発揮しており、臨床的に有効なシステムとして皆様のお役に立つと信じております。

*1 JBグループ  JBCCホールディングス株式会社及び事業会社の総称。(https://www.jbcchd.co.jp/corporate/group/


【本件に関するお問い合わせ】

芙蓉開発株式会社

報道関係 戦略企画室 中野  TEL: (092) 471-8585

お客さま 営業企画部 松山  TEL: (092) 292-9070

JBCC株式会社

報道関係 JBCCホールディングス 広報  松尾/村松

TEL: (03) 5714-5177   e-mail:jb_info@jbcc. co.jp

お客さま JBCC ソリューション事業 ヘルスケア事業部 岡田/大谷(オオヤ)

TEL: (03) 5714-5300   e-mail: medicalvision@jbcc.co.jp


<参考>

■芙蓉開発株式会社 (http://www.anshinnet.net/company/


■安診ネット (http://www.anshinnet.net/

AIがバイタルを分析し 健康異常を早期発見し、医療リスクを「スコア」として算出するICT健康管理システムです。

「AIによるバイタルスコアリング」「入力の省力化」「医療と介護の情報連携」3つの特徴があります。

特別なことを始める必要はなく、バイタルデータや介護内容の記録といった「毎日の積み重ね」をAI(人工知能)が分析し、入居者の健康管理につなげます。


■バイタルスコアリング機能

個人ごとに算出されたバイタルの基準域をもとに検出された異常値をそのレベルに合わせて点数化し、医療リスクを「バイタルスコア」として算出します。バイタルスコアを参考に、巡回頻度や医療介入へのトリアージを決めることが可能になります。

またバイタルスコアリング法については、平成29・30・31年度 厚生労働科学研究 政策科学総合研究事業(臨床研究等ICT基盤構築・人口知能実装研究事業)にて検証されました。

検証の途中結果については以下のニュースもご参照ください。

・2019.7.11 導入施設におけるバイタルスコアリングの成績(暫定値)

http://www.anshinnet.net/news/detail/masterid/66/


■JBCC株式会社 (https://www.jbcc.co.jp/


■Web電子カルテ「Ecru」 (https://healthcare.jbcc.co.jp/product/ecru.html


■JBCCヘルスケアサイト (https://healthcare.jbcc.co.jp/

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